ポーランド軍幕(ポンチョテント)サイズ3 レビュー

キャンプギア

ポーランド軍幕のサイズ3をレビューしました。

まだ4回しか利用していませんが、どこで買うか、どんなものか、どうやって設営するか、僕の経験をご紹介します。

ポーランド軍幕 購入

買った理由

ソロキャンプは2019年12月に始めましたが、最初に買ったのはモンベルのムーンライトテント2でした。

ムーンライトテント2

ムーンライトテント2は軽量コンパクトで機能性も良く、それから2年ほど愛用していました。

でも今はキャンプ道具も増えてきたので、もう少し大きいテントが欲しくなりました。

で、せっかく優秀なキャンプ用テントを持っているので、2つ目は多少冒険してみたくなり、悩んだ末に購入したのがポーランド軍幕でした。

ポーランド軍幕?

アマゾンなどでは「ポーランド軍 ポンチョテント」と表現されています。
軍用のテントなので軍幕とも表現されています。

テントとして利用するには、ポンチョが2枚必要です。
組み合わせてワンポールのティピー型テントになります。

ソロキャンプ3回目の風景

サイズは3種類

ポーランド軍幕はサイズが3種類あります。

  • サイズ1:160-170
  • サイズ2:170-180
  • サイズ3:180-190

ポンチョとして利用するときの身長のサイズのようです。
テントとして利用するときは大きいほうが良さそうだと思い、僕はサイズ3を選びました。

サイズはハトメの数でも分かるようになっています。サイズ3はハトメが3つ並んでいました。

ハトメ3つ

どこで買う?

ポーランド軍幕は、その名の通りポーランドの軍需品です。通販サイトで購入できます。

サイズ3はアマゾンや楽天では売り切れだったり高額だったりで、あきらめてサイズ2にしようかと思いましたが、僕が探していたときはラクマが割安だったので購入しました。

テントとして利用するにはポンチョを2枚買う必要があります。

普通はポンチョ、ポール、ペグの3点セットで売られているので、それを2セット買うことになります。

僕は2セットで売っていたものを買いました。
2セット売りは手間が省けて良かったです。

セット販売以外に、ポンチョだけで売っているサイトもありました。
付属のポールやペグはちょっと貧弱なので、ポンチョだけ購入して、その他は手持ちのキャンプ用品を利用するほうが無駄がありません。でもセットの方が安いタイミングもありそうなので、購入する際はいろいろ探してみるのが楽しいと思います。

届いたもの

ポーランド軍幕は、そもそも自分にとっては得体の知れないもので、それをさらにラクマの出店者さんから購入するのは少なからず心配でした。
それでも、その出店者さんはポーランド軍幕の販売実績が多かったので信頼して選びました。

購入したのは、ポンチョ、ポール、ペグのセットを2つです。

新品ということで商品タグが付いていました。

ポーランド語のタグが付いていました

Peleryna Namiotはポーランド語でケープテント。

2006年9月製造。中には30~40年前のものもあるようなので、軍幕業界では新しいかも?

ポンチョには傷みや臭い、ほつれなどの不具合はありませんでした。ハトメもピカピカです。
とても良いものを購入できたようです。感激しました。

でも、付属品はちょっと難がありました。

左はきれい、右は・・・

写真の左側はきれいなものでしたが、右側はツッコミどころ満載でした。

  • ペグが腐食して曲がっていた
  • ポールの連結が難しい
  • ポールの入れ物が若干小さく、ボタンの位置がずれている

ペグは使わないので問題なしですが、ポールが連結しにくいのはちょっと難ありです。
でも肝心のポンチョがきれいだったので満足しています。

サイズ感

ポーランド軍幕を広げてみると、二等辺三角形が4つ連結したような形でした。

1枚広げてみました

サイズ

  • 縦側の長いほうの辺が190cm
  • 横側の短いほうの辺が100cm(それが4つ並んでいる)
  • ポール(連結後)140cm

ポンチョの重さ

  • 実測 2.8kg(2枚の合計)

追加で準備したもの

ポーランド軍幕として購入したポンチョ、ポール、ペグの2セットがあればテントとして設営可能なのですが、少し使い勝手が良くなるように追加で準備しました。

ペグ

もともと利用していたスノーピークのソリッドステーク20を8本。

ペグが主役です

パラコード

金属のハトメに直接ペグを刺すと、

  • ハトメが傷みやすい
  • ペグの位置に自由度が無い

ということで、ハトメにパラコードを通してペグを刺すようにしました。

パラコードは結び目を作ってハトメから通すと、ポンチョのすそが地面に当たるようになるので、寒さ対策に良いかなと思っています。

ずっと見ているとなめくじに見えるパラコード

細いパラコードが余っていたので、40cmに切ってループを作りました。
結び目を2重にしたので、ループの長さは10cmくらいになりました。

これを8本作りました。
制作に意外と時間がかかったので、キャンプに行く前に準備するのがお勧めです。

ペグダウンの様子

いつも行くキャンプ場は石が多く、ペグを刺す位置をやり直すことが多いので、パラコードのおかげで使いやすくなりました。

ストレッチコード

ゴム製のひもに金属のフックがついているものです。入口を広げておくときに便利です。

黒いフックがあるのがストレッチコードです

パラコードとストレッチコードは失くしやすいのでカラビナに通して運んでいます。
バックパックの外側に付けておくと、雰囲気が出てかっこいいです。

ポーランド軍幕 設営

ここからポーランド軍幕の設営方法をご紹介します。
設営は簡単なので、キャンプ4回目でもう慣れてきて、立てるだけなら30分もかからずできるようになりました。

ポンチョの連結

ポーランド軍幕は、当たり前ですが2枚のポンチョがバラバラなので、連結する必要があります。

ポンチョ2枚を袖口のボタンがある面が上向きになるように並べます。
どちら向きでもよいのですが、こちらの方がボタンが留めやすかったです。

鶴みたい

次に、ボタンのないほうを上にしてボタンで留めます。

ボタンは基本的に留めにくい

その後、ボタンのあるほうにフラップがあるので、折り返して同じ位置にボタンで留めます。

2重に留めるのはさらに難しい

ボタンで二重で留めることで、雨風に強くしているのかと思います。

1か所だけボタン穴が半分ほどしか開いていなかったので、ナイフで切って広げました。

ボタン穴の右側半分ほどが開いてなかった
ナイフでザクザク

ボタンは9個並んでいるので、ずれてやり直しにならないように、慎重に位置を確認してください。
僕は4個目くらいでずれているのに気づいてがっかりしました。

入り口になるほうは、上側のボタンを2~3個留めておきます。

最初は下側も1~2個留めておくと、後の工程がやりやすいです。

ペグダウン(1回目)

ワンポールのティピー型テントのため、ポールを立てる前にペグダウンが必要です。

でもポールを立てた後にペグの位置を微調整するため、抜けない程度の仮止めでOKです。

2回目までは、4か所が正方形になるようにペグダウンしていました。
そうするとポールを立てた時にすぐに自立するからです。

実は入口が閉まらない失敗をしたときの写真です

ただ、4か所を仮止めすると、ポールを立てた後の微調整に意外と時間がかかるので、3回目からは一番後ろ側を1か所だけペグダウンしています。それはそれで風があるとコケるので、臨機応変に決めるのが良いと思います。

ポールを立てる

ポンチョのフードに当たる部分がポールを受けるトップの部分になります。

ポンチョの先端あたり

写真のように袖口のボタンがある面が上向きの場合、フードの先のフラップをひっくり返すとちょうどポールを受ける形になります。

ひっくり返しました

袖口のボタンがある面が下向きの場合は、フラップでうまく引っかかるようになっています。

後はポールをポンチョのトップに引っ掛けて立てるだけです。

ちょっと右に曲がってる

付属のポールは6本を連結するのですが、すぐ抜けるので、ポールを立てるのに苦労しています。

ペグダウン(2回目)

ポールが立ったら、残りのハトメ部分もペグダウンします。

ポールがまっすぐ立つように、ポンチョがきれいに張るように、ペグの位置を微調整します。

ポーランド軍幕は布地に重みがあり、ポンチョのすそでいくら引っ張っても内側に垂れてしまうので、布やハトメを傷めない程度の引っ張り具合で許してあげてください。

特に裏口側はボタンもあって重いので、中間にガイロープで引っ張っても良さそうです。

入口も一旦はパラコードでペグダウンすると、テントの張り具合のバランスが良くなります。

初めて立ったときは感動しました

入口の細工

入口部分は、自分の好みでボタンをいくつか開けて広げます。

すそはストレッチコードで引っ掛けます。

入口の片側を開いたとき

入口を開いたり閉じたりするのが簡単で助かります。

入口を閉めたとき

就寝時などでテントに入るときも、入口を閉めたまま出入りできるのでとても便利です。

ポーランド軍幕のメリットとデメリット

4回使ってみた後のポーランド軍幕の感想です。まずはデメリットから。

デメリット

  • インナーテントが無いので雨や虫が入りそう
  • テントの内側の結露がすごい
  • キャンプ用で売っているテントより作りが雑
  • キャンプ用で売っているテントより重くて大きい

特にインナーテントや床のないテントが初めてなので、雨や虫がどれだけ入ってくるのか、暖かい季節になってきたので、とても気になっています。

テントの下の隙間からの訪問がありそうです

使って4回目ですが、入口側のボタンが2か所取れています。

ブログのネタと思えば心は痛みません

ボタンは布の両面に2つ縫い付けられているので、写真では1か所分が取れた様子になります。
写真の下のギリギリに見えるのが、2回目に取れた跡です。

地面に落ちがボタンは探すのがとても大変でした。何とか見つかって良かったです。

メリット

  • かっこいい
  • 遮光性がある
  • 撥水性がある
  • 乾燥が楽
  • ムーンライトテント2より広い

かっこいいと思うのは、僕の主観です。色が好きです。

撥水性は、一度つまづいてバケツの水をぶっかけてしまったのですが、しっかり撥水していました。

乾燥については、幕は布なので、翌朝が晴れていれば立てたままでも内側も乾いていきました。
普通のテントは両面しっかり干さないと乾かないので、撤収時の時短はうれしいです。

そして、ムーンライトテント2より中が広いのは快適です。

友人にせまいって言われたけど僕には十分広い

不明点

まだ経験が浅いので不明な部分があります。主に心配な部分です。

  • 夏の暑さ

1年を通して使ってみて、またレポートしたいと思います。

将来やりたいこと

せっかくワイルドなポーランド軍幕を買ったので、これから色々な経験をしていきたいと思っています。

  • 夏はポンチョ1枚でタープ泊
  • 真冬に薪ストーブを入れてキャンプ泊
  • イスなしで地べた泊

まとめ

ポーランド軍幕のサイズ3をレビューしました。

どこで買うか、どんなものか、どうやって設営するかについてご紹介しました。
まだ4回しか利用していませんが、実際に僕が経験した情報ですので、参考になるとうれしいです。

これからも1年を通して使ってみて、その都度レビューしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。