ソロキャンプのときにいつも使っているOregonian Camperの防水グラウンドシートをレビューしました。
ポーランド軍幕で初めてソロキャンプをしたときは床にブルーシートを使いましたが、いくつか気になることがあって、ちゃんとしたグラウンドシートが欲しくなりました。僕は前からOregonian CamperのグラウンドシートのSサイズを使っていましたが、Lサイズをお店で発見し、ちょっと高いかったので迷いに迷って購入したのですが、使ってみたら僕の理想にぴったりでした。
それから1年半で20泊くらい使ってみてのレビューになります。
僕が感じたメリットとデメリットをまとめてみました。
詳しくは本文をご覧ください。
Oregonian Camper 防水グランドシート
僕はLサイズとSサイズを持っています。両方の仕様はこちらです。
色
・マルチカモ
素材
・表面:ポリエステル 100%
・裏面:PVCコーティング(防水)
サイズ
・L:200×140cm
・S:100×70cm
重量(実測)
・L:1321g
・S:322g
ポーランド軍幕との相性
サイズはLがベスト
僕の使っているポーランド軍幕はサイズ3になります。
ポーランド軍幕は上から見ると八角形になるので、グラウンドシートは幕の奥側に合わせて、台形になるように敷いています。
そうすると、ポーランド軍幕の横幅(内接円)が約240cmなので、サイズLのグラウンドシートだと、左右に10cmくらい隙間ができます。でも端の方はすぐ上に幕があるのであまり隙間は感じません。モスキートネットを使うときはその隙間でペグダウンできるので、ちょうど良い感じです。
奥行きは、ポーランド軍幕の(内接円の)半径が約120cmになるので、センターポールを利用するとサイズLのグラウンドシートでは20cmくらい余りが出ます。
グラウンドシートの上にセンタポールを立てると穴が開きそうな心配があるので僕はできませんでした。ポールを二股化したらそのような心配も無く快適になりました。
色合いはミリタリー系で相性ばっちり
マルチカモのグラウンドシートは、ミリタリーのポーランド軍幕との色合いは相性ばっちりです。
いつも気分が上がります。
Oregonian Camperのグラウンドシートは、どの色もミリタリー系な色合いなので、ポーランド軍幕とはどれも相性が良さそうです。
メリット
Oregonian Camperの防水グラウンドシートのメリットです。
防水で下からの浸水はゼロ
グラウンドシートの裏面はPVCコーティングで、要するにビニールシートになっているので、完全防水です。
通常の軽くて薄いオックスフォード生地のようなグラウンドシートは、テントの下に使うと地面からの湿気を吸って次の日の朝には布地に水がしみ込んでいることがありますが、このグラウンドシートはテントの下に使っても水が浸み込むことはありません。
晴れている日でも地面から湿気が上がってくるのですが、防水で浸み込んでこないのは安心感があります。
乾くのが早い
このシートは表も裏も、見た目は乾くのが遅いように見えますが、かなり乾くのが早いと感じています。
特に裏面は晴れている日でも夜露でしっかり濡れてますが、吸水しない素材なので乾くのが早いです。
グラウンドシートは片付けのときにも荷物を載せて置いたり、軍幕を畳むための下敷きに利用したり、最後まで裏返せないので、乾くのが早いのは撤収時間がかからずにかなり助かっています。
裏面を乾かすときは、落ち葉などがシートに張り付いているとそこだけ乾かないので、裏返したらまずは落ち葉などを取り除いておくのがお勧めです。
表面がさらさらで快適
グラウンドシートは表側が布のような質感で、手で触るとさらさらで気持ちが良いです。
ブルーシートや普通のテントのフロアシートは、撥水効果の関係か何かでなんとなくキシキシする感じであまり快適さを感じませんが、こちらはポリエステル100%の編み込みの生地でさらさらで気持ちいい感触です。
厚みがあり地面のデコボコや寒さに強い
シートの厚みがあり、地面の状態をかなり吸収してくれます。シートを敷く前に、小石や松ぼっくりなどはできるだけ取り除いていますが、笹のようなトゲトゲの草や砂利場でも、チクチクすることはありません。取り除けない石や木の根っこはさすがに存在感が出ますが、ダイレクトには感じないかなと思います。
また、厚みがあるので、冬の地面からの冷えにも強い印象です。
僕は真冬でも、シュラフの下はこのグラウンドシートとバンドックのフォールディングマットだけで底冷えは感じずに眠れています。
風で飛びにくい
シートの厚みと重量があるので、風で捲れたり飛んで行ったりすることは今までありませんでした。
ハトメがありますが使ったことが無いですし、ハトメを無くして安くしてくれても良いかなと思うくらいです。
静電気が出ない
ブルーシートを使ったときの最大のデメリット、僕は静電気だと思います。
12月の晴れた日に芝生のサイトでブルーシートを利用したら、静電気で芝がブルーシートに大量に吸い込まれて、キャンプ中はシュラフの中や荷物の中に芝が入ってきてしまい、撤収時にはブルーシートの裏側にびっしりついた芝が取れず難儀しました。
このシートを同じような条件の日に使っても静電気は出ずに、芝に苦労することもなく快適でした。
静電気が無いだけでも、このシートを買って良かったと思っています。
表裏があるので迷わず清潔
僕は潔癖症というよりは神経質なので、軍幕を使っている割にはワイルドになり切れません。
ブルーシートは畳んでしまうと前回どちらを裏にしたか分からなくなるのですが、できれば前回が裏側だった面を表にはしたくないので、表裏が決まっているこのシートは安心です。
デメリット
Oregonian Camperの防水グラウンドシートのデメリットです。
重い
Lサイズで1.3kgあるので、持った感じは少しずっしりしています。
一般的なテントのグラウンドシートは、オックスフォード生地で同サイズなら400g未満が多いようですので、これはかなり重いほうです。
小さく畳めない
裏のPVCコーティングが厚みがあるので、あまり小さくは折り畳めません。
5回折るのが限度です。もう1回行けるかな。
車なら全然問題ありませんが、バックパックに入れて持って行くのは難しいです。
防水とはいえただのシートなので大雨のときに横から浸水する
グラウンドシートのPVCコーティングが優秀なので、下からの浸水や浸み込みはまったくありませんが、ただのシートなので、大雨のときにはシートの横から浸水します。当たり前ですが。
僕は以前、キャンプ中にゲリラ豪雨に会い、雨が軍幕の内側のグラウンドシートの上まで流れ込んできて、靴下がびっしょりになりました。フロアレスのテントの弱い所です。
1年半、20泊くらい利用してみて
1年半で20泊は月1ペースで少ないほうかもしれませんが、ずっと車に乗せているので、保管環境は割と過酷な方だと思います。
それでも、今のところは破れていませんし、折り目の部分も破れそうな心配も見当たりません。細かい所では角の縫製が少しほつれてきたくらいです。
火に強いかどうか分かりませんが、焚火が飛んで少し焦げている場所がありました。燃え広がらずに済んでいて安心しました。
このグラウンドシートを、ポーランド軍幕以外でも、普通の自立型テントやメッシュインナーテントの下に利用しましたが、防水性や厚みのメリットが大きくて快適に使えました。
重くて小さく畳めないので、車で行くキャンプじゃないと持って行きにくい所もありますが、僕は今のシートが壊れたらまた同じものを購入すると思います。
まとめ
Oregonian Camperのグラウンドシートをレビューしました。
ブルーシートで気になったことは全て解決できたので、僕としては大満足しています。
あらためて、僕が感じたメリットとデメリットをまとめておきます。
僕としては買って良かったキャンプギアの1つです。まだまだ長く使えそうですが、壊れても同じものを買うと思えるくらいお気に入りです。
最後までお読みいただきありがとうございました。