ポーランド軍幕 二股化

キャンプギア

ポーランド軍幕を市販のキャンプギアを使って二股化しました。

ポーランド軍幕を二股化してきれいに幕を張るには、ポールの角度が重要でしたよ!

今回は僕が二股化のために購入したものや設営方法を紹介します。

二股化?

ポーランド軍幕はテントの真ん中にポールを1本立ててワンポールテントとして使いますが、ポーランド軍幕が小さいので真ん中にあるポールが邪魔して幕内のレイアウトが難しくなります。

そこで、2本のポールをナナメに立てて、テントの真ん中のスペースを広く使おう!というのが二股化です。

真ん中にポールが無くなって、中が広々します

市販品で二股化しました

ポーランド軍幕の二股化はとてもシンプルで、ポール2本と、それらを連結するパーツが必要です。

ネットでは自作されている方々もいらっしゃいましたが、僕はDIYの自信がないので、市販のキャンプギアを使いました。

購入したもの

FIELDOOR 二又化パーツ

名前の通り、ポールを二股化するパーツです。

こんな袋に入っています
中身は本体、ピン、ポール固定用ベルトの3つ

ボールの先端にピンが取り付けられる穴が開いていますが、そこにバリがあったので、やすりで削ってなめらかにしました。

バリを取る前の写真です

ポールに取り付けると、ポールの先端から9cm~10cmくらいの長さになります。

重量:60g

見た目通り、かなり小さくて弱そうですので、慎重に取り扱っています。

FIELDOOR アルミテントポール230

二股化のパーツにFIELDOORのものを購入したので、ポールも同じメーカーのものを選びました。

6本セット これを2セット購入しました

ポーランド軍幕の長辺側の長さが190cmでしたので、このポールを選びました。

このポールは、見てお分かりですが多段階調整式です。

無段階調整のポールと迷いましたが、2本の長さをピッタリ揃えるのが難しそうなのと、使っている途中で短くなってしまうのが怖かったので、パチッとロックできる多段階調整式にしました。

無段階調整でも、途中で短くなることは心配しすぎかもしれませんし、2本の長さもピッタリ揃える必要はないので、個人的な意見として参考にしてください。

1本の黒い部分が35cmあります。ピンのあるポールだけ多段階で伸ばすことができます。

5本連結すると175cm~195cmに5cm単位で調節できます。

重量:6本2セットで合計1,628g

設営

ポーランド軍幕を二股化で設営しました。

ポールの準備

ポールを5本連結し175cmの長さにセットして、二又化パーツに取り付けます。

ポール2セットはかなりカサバリます
合体!

ペグダウンは1か所

入口の一番反対側を1か所だけペグダウンします。

何か所かペグダウンしても良いですが、僕は1か所だけペグダウンするのが一番うまく設営できました。

ポールを立てる

ワンポールの時と同じように幕を二又化パーツのボール部分に引っ掛けてテントを立ち上げます。

標準装備のポールは、このときに連結が抜けてしまって面倒でしたが、こちらは二又化パーツが抜けないように気を付ける必要があります。

ポールが175cmあるので、まっすぐは立てられないので、うまく開いて立ててください。

ポールを伸ばす

高さは好みで決めればよいのですが、僕は2段階伸ばして185cmにするのがベストでした。

ポールを開く

ポールは全開の90度まで開かずに、ポールの足が幕からはみ出さないギリギリまで開きます。

この時に、ペグダウンした幕がピンと張るようにポールの位置を調整すると、後で楽になります。

残りをペグダウン

ポールを立てた後に、入口側を1か所ペグダウンするだけでテントは自立します。
二股化の良いところですね。

その後は、残りの場所をペグダウンします。

ポールの角度が重要だった!

何回か二股化を試してみたところ、ポールの角度が重要なことを発見しました。

最初のころはポールを全開の90度まで開いて使っていました。

入口側がかなり垂れる

ポールを185cmに伸ばすと幕の外に足がはみ出してしまうので、90度の場合はポールを180cmにしていました。

外から見ると、横に長く前後に短く見えます。テントの形がきれいな八角形にならないので幕が垂れ下がってしまうようです。

その状態でテントの中に入ると、幕がかなり垂れ下がっていました。

分かりにくいかもしれませんが、左側を見ると垂れてます

最初はこんなものかと思っていましたが、いつか薪ストーブを入れようとしたら幕がストーブに触れてしまいそうだなと思い、それから試行錯誤してみました。

その結果、ベストな立て方を見つけました!

それが今回紹介した方法で、ポールを全開の90度まで開かず、80度くらいで立てるというものです。

ポールを幕に入れたら185cmまで伸ばし、ポールの足が幕からはみ出さないギリギリまでポールを開きます。その角度がベストな角度になります。

いい写真がありませんでしたが、かなりきれいに立てられました

写真では78度くらいでした。

中に入ると、幕がかなり立っていて、隅々まで広く使えるようになりました。

前の写真と比べると袖口の向きが違って垂れてません

ちょっとした発見ですが、見つけたときは嬉しかったですね!

二股化のデメリットとメリット

ポーランド軍幕を二股化するにあたって感じたデメリットとメリットです。

デメリット

ポールが荷物になる

FIELDOOR アルミテントポール230は、直径24mmと太くて丈夫なものですが、ポーランド軍幕用としてはオーバースペックかなと思っています。

次に買うなら、もう少し細くて軽いものを探そうと思います。

ポールの先端が折れないか心配

ポールをナナメにして利用するので、ポールの先端に負担がかかって折れないか心配です。

慎重に設営して負担を減らしたいと思います。

二又化パーツのボール部分が小さい

二又化パーツのボール部分が小さいので、幕のダメージが心配です。

これも設営時に慎重に扱っていきたいと思います。

メリット

テント内が広がった

テントの真ん中にポールが無いだけですが、ずいぶん使いやすくなりました。

今後はテントの中で籠って籠って過ごしたり、薪ストーブを使ってみたりしたいなと思っています。

ランタンフックができた

FIELDOOR 二又化パーツの一番下に丸い穴があるので、そこにランタンを引っ掛けられます。

天井の一番高いところにライトがあるとテント内全体が明るくなるので便利です。

ランタンフックに使える穴があります

黒いポールがかっこいい

純正ポールのアルミの色も良かったのですが、黒いほうがかっこいいかなと思いました。

使いにくい純正ポールから卒業できた

純正ポールは抜けやすく設営のときにちょっとイライラしますが、FIELDOOR アルミテントポール230はしっかり接続できるので安心感があります。

まとめ

ポーランド軍幕を市販のキャンプギアを使って二股化しました。

FIELDOOR アルミテントポール230と二又化パーツのセットは、同じメーカーで相性が良くて助かりました。

ポーランド軍幕を二股化してきれいに幕を張るには、ポールの角度が重要でしたよ!
いい発見が出来ました。

二股化でテントの中が広くなったので、テントの中に籠って過ごしたり、薪ストーブを使ってみたりと、今後の楽しみが広がりました。

薪ストーブは次の冬までお預けですけどね。

最後までお読みいただきありがとうございました。