キャンプに行って夕飯まで時間があれば、コーヒーの焙煎をしています。
美味しくコーヒーを焙煎するなら、屋内でカセットコンロを使う方法がベストですが、キャンプ場でワイルドに焙煎したコーヒーも雰囲気が良くて美味しいと感じます。
3月に行ったソロキャンプで、焚火を使ってコーヒー焙煎しましたので、その時の様子を紹介します。
焚火の準備
まずは焚火の準備です。
焚火は燃え始めに煙が出るのと火が安定しないので、熾火になるまで待ちます。

この日は向かい風になってしまい、煙が襲ってきて大変でした。
ロースターの準備
コーヒーの焙煎にはユニフレームの焚き火ロースターを使っています。
アウトドアショップでこれを手に取ってしまい、コーヒーの焙煎がしたくなりました。

黒いメッシュの袋がついています。
焚火で焙煎するとロースターが真っ黒になるので、袋があって助かります。
キャンプ場でさっそく広げます。

柄の部分が開いて伸びるというギミックが楽しいです。
生豆の準備
生豆は近所のコーヒーショップで購入しています。

ロースターに100g入れるとこんな感じになります。
焚き火ロースターの取説には50~80gが適量と書いてありますが、僕の場合、生豆をキャンプ場で選別して減らしたり、こぼして減っちゃったりするので、とりあえず100gからスタートしています。
今回も、ロースターのフタを勢いよく開けてしまい、豆が飛び出してしまいました。

テーブルの上の豆はロースターに戻しました。
焚火ロースターはフタが重たいので反動が付きやすいです。フタを開けるときは注意してください。
生豆の選別
生豆をよく見ていくと、虫食い、欠け、形が悪いものがあるので、それらを避けていきます。

こういう細かい作業もキャンプ場なら楽しいです。
焙煎
生豆の準備が終わったら、焚火に突っ込んで焙煎スタートです。

コーヒー焙煎を調べると、1ハゼ2ハゼという豆の爆ぜる音を聞いて焙煎の進みを知るとされています。
でもキャンプ場は屋外なのと、薪の爆ぜる音もあって聞こえにくいです。(耳が悪いのかなぁ)
僕は、家でカセットコンロで焙煎したら13分でちょうど良い焙煎具合になったので、その時間と豆の色を目安にしています。
この日は最初はいい火加減でしたが、風が強く、途中で火力が弱くなってしまいました。

ここで薪を追加すると火力が一度下がってしまうので、このまま我慢していました。
その後は火も強くなってくれて、なんとか20分くらいで焙煎を終わることができました。

火から降ろしたら、なるべく早く冷まします。豆が熱を持っていると焙煎が進んでしまうようです。
僕は100円ショップで買った金属バットと、ロースターに交互に移し替えながら冷ましています。
焙煎豆の選別
焙煎した後、豆によって焙煎度合いが違っているので、色の薄い物や焦げたものは避けていきます。
最初のころ、焙煎した豆は選別していませんでしたが、選別するようになってからは豆を曳きやすくなり、味もちょっと安定した気がしますのでお勧めです。
コーヒーを飲む
豆を冷ましている間にお湯を沸かします。

この日は焚火の煙で目が痛くなってしまい、お湯はアルコールバーナーで沸かしました。

焙煎したてのコーヒーはあまり美味しくないと言われています。2~3日後が良いとか。
でも、違いの分からない僕には気になりません(笑)。
キャンプ場で手間をかけて作ったコーヒーは美味しいと思います。雰囲気が重要です。
この日の味は、苦さが少なくて酸味が少しありました。
数日後に家で飲んだ時は、もう少し深みが出たような気がします。
何にしても、キャンプで自作したコーヒーを飲むと、キャンプを思い出して良い気分になります。
まとめ
キャンプで焚火を使ってコーヒー焙煎した様子を紹介しました。
美味しくコーヒーを焙煎するなら、屋内でカセットコンロなどで火力調整が簡単な方法がベストですが、キャンプ場でワイルドに焙煎したコーヒーも雰囲気が良くて美味しいと感じます。
家に帰っても、コーヒーを飲むとキャンプのことを思い出せるので気分が良くなります。
焚火の火力調整とか、コーヒーの味をもっと知るとか、コーヒーの焙煎は奥が深いので、これからも失敗しながら(笑)楽しんでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。